デジタル証明書

2階層CAの構築(Windows2016) ④-1 無料クライアント証明書の発行手順(クライアントがWEBブラウザで要求)

クライアントからの証明書発行手順

クライアントはドメインに参加している必要はありませんが、以下制約があります。

  • ドメインコントローラのDNSサーバを指定する必要がある
  • ドメインアカウント(ユーザID、パスワード)が必要である
  • IEで操作する必要がある(他のブラウザでは動作しない)
  • httpsでアクセスする必要がある(httpだと、途中でエラーが出る)

まず、IEを起動し、「https://[エンタープライズCAのFQDN]/certsrv」へアクセスします。下記画面が出ますので「このサイトの閲覧を続行する」を押下します。

ADアカウントのIDパスワードを入力します。ドメインは無くてもOKです。

「証明書を要求する」を押下します。

「ユーザー証明書」を押下します。

「はい」を押下します。

「送信」を押下します。

「はい」を押下します。

「この証明書のインストール」を押下します。

ADでルート証明書を配布している場合は問題なくインストールされますが、そうでない場合、以下の画面が出ます。中間証明書とルート証明書をインストールする必要があります。

「証明書のインストール」を押下します。

「次へ」を押下します。

「証明書をすべて次のストアに配置する」を選択し、「参照」を押下します。

「中間証明機関」を選択し、「OK」を押下します。

「次へ」を押下します。

「完了」を押下します。これで中間証明書はインストールされました。

下記画面が出ればOKです。

次にルート証明書をインストールします。ルート証明書は中間証明書の「証明のパス」タブで一番上のルート証明書を選択し、「証明書の表示」を押下します。

「証明書のインストール」を押下します。

「次へ」を押下します。

「証明書をすべて次のストアに配置する」を選択し、「参照」を押下します。

「信頼されたルート証明機関」を選択し、「OK」を押下します。

「次へ」を押下します。

「完了」を押下します。

「はい」を押下します。

下記画面が出ればOKです。

先程の画面で、再度「この証明書のインストール」を押下します。反応がないときはF5で再読み込みしてから行います。

下記画面が出ればOKです。

念のため、クライアント証明書が入ったかどうかを、IEのインターネットオプションから確認します。「コンテンツ」タブの「証明書」を押下します。

下記のようになっていればOKです。

以上で完了です。

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