Zabbix で HPE iLO5 を IPMI でハードウェア監視する手順 | SEの道標
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Zabbix で HPE iLO5 を IPMI でハードウェア監視する手順

やりたいこと

HPE サーバ DL380Gen10+ の iLO5 標準ライセンスにて Zabbix から IPMI を使って監視する。監視項目はプリセットのテンプレート「Chassis by IPMI」を使う。

(SNMP のテンプレート「HP iLO by SNMP」も試してみたが監視項目がスカスカだったためお薦めしない。)

物理サーバとしての CPU, メモリ状態だけでなくファンや温度などの状態監視、トリガーもプリセットされているため便利そう。

iLO 側の設定

IPMI を有効化

iLO5 にログインし左ペイン「Security」⇒ 中央タブ「Access Settings」にて「Network」の横にある編集ボタンをクリックし、「IPMI/DCMI over LAN」を Enabled にする (チェックを入れる)。

 

ユーザーを作成

同様に左ペイン「Administration」から「New」でユーザーを新規作成する。

ID/パスワードを入れ、Role を ReadOnly とし、Login にだけチェックが入った状態で「Add User」ボタンをクリックする。

Zabbix 側の設定

zabbix_server.conf の IPMIPoller の設定

デフォルトでは IPMI インタフェースは使えない状態のため、/etc/zabbix/zabbix_server.conf にて StartIPMIPollers=3 を設定し、systemctl restart zabbix-server にてサービス再起動する。

GUI での「ホスト」設定 (ホストの作成、IPMI インタフェースの設定)

GUI の左ペイン「設定」⇒「ホスト」にて右上の「ホストの作成」から監視エントリを追加する。

ホスト名、表示名はご自由に。

テンプレートはプリセットの「Chassis by IPMI」を使う。

インタフェースでは「IPMI」を選択し、IP や DNS 名を設定する。

IPMI タブで認証アルゴリズム「RMCP+」、特権レベル「ユーザー」を設定し、ユーザーとパスワードは先ほど iLO5 に新規作成したものを入れる。

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