PaloAlto の Captive Portal 認証除外設定
PaloAlto で、ある NW セグメントを Captive Portal の認証対象とするケースを考えます。
その NW セグメントの中に、「この IP だけは認証情報を打たなくても通信できるようにさせたい!」というニーズがあったとします。
そんなときは XML-API を使えば、対象 IP だけを Captive Portal で常に認証成功された状態にすることができます。
XML-APIの使い方
NW 通信だけを使っての自動連携も可能ですが、PaloAlto の WebUI を使って手動登録のほうがわかりやすく簡単です。
XML-API 用の WebUI は API Browser と呼ばれており、URL は以下の通りです。
https://[PaloのFQDN]/api/
すると下記画面が出ます。
XML-API を使うためには本来「API-KEY」情報が必要になりますが、通常の管理 Web コンソールへログインを行う等で認証が為された状態で上記 URL へアクセスすれば、API-KEY 無しで操作ができます。
認証登録=認証除外設定
API Browser で「User ID」をクリックし、以下のような XML を入力し、Submit します。
<uid-message> <version>1.0</version> <type>update</type> <payload> <login> <entry name="test-user1" ip="192.168.1.1"></entry> <entry name="test-user2" ip="192.168.1.2"></entry> </login> </payload> </uid-message>
削除したいときは以下 XML を入力し、Submit します。
<uid-message> <version>1.0</version> <type>update</type> <payload> <logout> <entry name="test-user1" ip="192.168.1.1"></entry> </logout> </payload> </uid-message>
ip="~"のあとに timeout=XXと入れれば、登録後XX秒後にタイムアウトされますが、これを入れなければ、削除(logout)するまで有効になり続けます。
確認はCLIからできます。
# show user ip-user-mapping all | match Never
192.168.1.2 vsys1 XMLAPI test-user2 Never Never
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