EFM OAM の有効化
Cisco の EFM OAM 対応機器で設定をするにはインタフェースコンフィギュレーションモードで以下のコマンドを使います。
max-rate
max-rate は1秒あたりに送信できる OAM フレーム(OAM PDU)の最大数です。Slow Protocol に分類されているため、1~10の値が設定できます。
min-rate
min-rate は OAM フレームを最低何秒に1回送信するかを指定します。1~10の値が設定できます。
mode
active か passive かを指定します。この説明は前回の記事を参照して下さい。

timeout
相手から OAM フレームを受信しなくなって何秒後に Down と見なすかを指定します。2~30 の値が設定できます。
リンクモニタリングセッションの無効化/有効化
リンクモニタリングセッションを無効化すると、フレームエラー検知などを一切行なわず、Event Notification も送信されません。EFM OAM を有効化にしたタイミングでこの設定もデフォルトで有効になります。
無効化するには以下のコマンドを打ちます。
再度有効化するには以下のコマンドを打ちます。
リンクモニタリングアクションの停止
リンクモニタリングアクションを停止すると、フレームエラー検知は行いますが、Event Notification による通知は行いません。ローカルのログに残るだけです。
停止するには以下のコマンドを打ちます。
再開するには以下のコマンドを打ちます。
リンクモニタリングオプションの設定
閾値を超えたときにerror-disableにする設定
Errored Symbol Period(Type Ox01)に関する閾値およびwindowの設定
Errored Frame(Type Ox02)に関する閾値およびwindowの設定
閾値および window の設定は以下のコマンドで行います。意味合いは前回の記事を参照してください。

Errored Frame Period(Type Ox03)に関する閾値およびwindowの設定
Errored Frame Seconds Summary(Type Ox04)に関する閾値およびwindowの設定
CRC エラー受信(Type OxFE: Cisco拡張)に関する閾値およびwindowの設定
CRC エラー送信(Type OxFE: Cisco拡張)に関する閾値およびwindowの設定
Flagによる障害イベント通知時のアクション設定
Flagにより障害イベントが通知されたときのアクションを設定するコマンドは以下です。
(config-if)# ethernet oam remote-failure { critical-event | dying-gasp | link-fault } action { error-block-interface | error-disable-interface}
確認コマンド
OAM ディスカバリのステータスは以下コマンドで確認できます。
# show ethernet oam discovery interface interface-id
OAM の障害統計情報は以下コマンドで確認できます。
# show ethernet oam statistics interface interface-id
リンクモニタリングの設定とステータスは以下コマンドで確認できます。
# show ethernet oam status interface interface-id
リモートの OAM のステータスは以下コマンドで確認できます。
# show ethernet oam summary