【図解/MPLSの基本】ラベル交換、LIBテーブル

ラベル交換の前に、各LSRは Address Message により、自分のインタフェースのIPアドレスの情報を送ります。 理由は前述しました

Ciscoでこの結果を見るには、以下コマンドを使います。

# show mpls ldp neighbor

次に、各LSRは Label Mapping Message により、自分がローカルに割り当てたラベル(Local Label)をLDPピアに伝達します。

このLabel Mapping Messageにより受け取ったラベルをRemote Labelと言います。この情報を元に、各LSRはLIBを構成します。

CiscoでLIBを見るには、以下コマンドを使います。

# show mpls ldp bindings

FECは宛先NWアドレスやToS等の値、もしくはそれらの組合せであると前述しましたが、 RFC3036 (3.4.1. FEC TLV) で記されているFECの種類は、 Prefix(宛先NWアドレス)とHost Addressの2種類のみです。

また、ラベル領域は20bitであることから分かる通り、利用できるラベルは[0 - 2^20]ですが、LDPで通常のFECで 利用できるラベル番号は16からになります。

0 - 15は以下のように割り当てられています。

0: IPv4 Explicit Null Label
1: Router Alert Label
2: IPv6 Explicit Null Label
3: Implicit Null Label
4 - 15: Reserved

図のR1において、直結NWには、Label 3(Implicit Null Label) が使われています。これは PHP(Penultimate Hop Poppoing)と呼ばれる仕組みです。詳細は後ほど説明します。

例として、R1のLIBを見てみます。

FEC (Prefix)
Local/Remote
Label
LSR (LDP ID)
10.1.1.0/24 Local 3 -
Remote 17 2.2.2.2:0
Remote 20 3.3.3.3:0
10.1.2.0/24 Local 22 -
Remote 20 2.2.2.2:0
Remote 22 3.3.3.3:0
172.16.1.0/24 Local 3 -
Remote 3 2.2.2.2:0
Remote 17 3.3.3.3:0
172.16.2.0/24 Local 3 -
Remote 18 2.2.2.2:0
Remote 3 3.3.3.3:0
172.16.3.0/24 Local 17 -
Remote 3 2.2.2.2:0
Remote 3 3.3.3.3:0
172.16.4.0/24 Local 18 -
Remote 3 2.2.2.2:0
Remote 18 3.3.3.3:0
1.1.1.1/32 Local 3 -
Remote 16 2.2.2.2:0
Remote 19 3.3.3.3:0
2.2.2.2/32 Local 16 -
Remote 3 2.2.2.2:0
Remote 16 3.3.3.3:0
3.3.3.3/32 Local 19 -
Remote 22 2.2.2.2:0
Remote 3 3.3.3.3:0
4.4.4.4/32 Local 21 -
Remote 19 2.2.2.2:0
Remote 21 3.3.3.3:0

IT/インフラエンジニアの地位とスキル向上のために

関連記事

IT 技術の進化はとどまることを知りません。矢継ぎ早に新たな技術が出てきたり、数年前の技術が時代遅れになったりと、IT エンジニアは勉強し続ける運命のようです。 それをどう思うかはあなた次第。 ビジネスの基本は『付加価値を与える[…]

IMG
関連記事

nesuke の考える NW エンジニアの2つの道 ネットワークエンジニアには 2 つの道があります。 1 つはネットワーク構築一筋で、L4 までをひたすらきっちりと構築していく道。 もう 1 つはネットワークを軸として深堀し[…]

IMG