WindowsのTeamingのモードとスイッチのLinkAggregationの設定の組合せ

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WindowsサーバではスイッチでのLink Aggregationに相当する機能のことを”Teaming(チーミング)“と呼びます。また、Teamingに参加する物理インタフェースのことをチームメンバーと呼びます。また、Teamingを司る論理インタフェースのことをプライマリチームインタフェースと呼びます。

さらにチームメンバーの中で、1ポートだけプライマリチームメンバーになり、そのインタフェースのMACアドレスがプライマリチームインタフェースのMACアドレスとなります。アドレスハッシュの分散方式を利用する際はこのMACアドレスのみが使われます。

スイッチのLink Aggregation と Windowsサーバ の Teaming を接続する際、Windowsサーバ側では以下のモードが選べます。

mode#mode name説明スイッチの
Link Aggre-
gation設定
1-1Switch Independent

(スイッチに依存しない)
Active-Standby

・選択したチームインタフェースのみを
 Activeとし、選択した負荷分散方式で
 送信
・プライマリチームメンバーの1ポート
 のみから受信
無し
1-2Switch Independent
(スイッチに依存しない)
Active-Active
・選択した負荷分散方式で送信
・プライマリチームメンバーの1ポート
 のみから受信
無し
2Static Teaming
(静的チーミング)
・Link AggregationのStaticモードと同じ
・選択した負荷分散方式で送信
・受信は全てのチームインタフェースで可能
Static
3LACP・LACPを使ったLink Aggregationを実現
・選択した負荷分散方式で送信
受信はLACPでネゴの取れたインタ
 フェースのみから可能
LACP

Switch Independent(スイッチに依存しない)の構成においては、スイッチ側の設定は不要です。ただし、Active-StandbyでActiveポートが複数ある場合、もしくはActive-Activeの構成においては、接続先スイッチのMACアドレステーブルが頻繁に更新されるため、あまり望ましくはありません。できるだけStatic TeamingやLACPを使いましょう

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負荷分散方式

負荷分散方式は以下の3つがあります。

1. アドレスのハッシュ

[送信]

通常のLinkAggregationやLinux bondingでのロードバランス方式で利用される、送信元MAC, IP, TCP/UDPポートと宛先MAC, IP, TCP/UDPポートの組合せによって経路を変える方式です。デフォルトの TransportPorts では{送信元IP, 送信元TCP/UDPポート, 宛先IP, 宛先TCP/UDPポート} の組合せにより経路を決めます。PowerShellによって変更することができます。

Set-NetLbfoTeam -Name “team0” -LoadBalancingAlgorithm { TransportPorts | IPAddresses | MACAddresses | HyperVPort | Dynamic }

IPAddresses は {送信元IP, 宛先IP}の組合せ、MACAddresses は {送信元MAC, 宛先MAC} の組合せとなります。また、以降で紹介する Hyper-Vポートや Dynamic の設定も可能です。

なお、送信元MACアドレスはプライマリチームメンバーのMACアドレスのみが使われます。

[受信]

送信時のMACアドレスはプライマリチームメンバーのMACアドレスのみを使うため、Switch Independentの場合は、相手のスイッチはMACアドレステーブルに従い、プライマリチームメンバーの1ポートのみに送信してきます。そのため、この方式での受信は、プライマリチームメンバー1ポートのみとなります。

Static Teaming や LACP の場合は相手のLinkAggregationの負荷分散方式に依存します。

なお、VMware ESXi や Hyper-V 上で動作するVMにインストールされたWindowsにおいては、この負荷分散方式しか選択できません。(通常は VMware ESXi や Hyper-V 等の仮想ホスト側で負荷分散の設定をするため、VMとしてはそもそも Teaming 自体が不要)

2. Hyper-Vポート

[送信]

仮想マシン毎に送信ポートが決まる方式です。仮想マシンが1台の場合は1つのポートしか利用されません。仮想マシン毎に異なる送信元MACアドレスが使われます。

[受信]

仮想マシン毎に異なる送信元MACアドレスが使われるため、Switch Independentの場合は、MACアドレステーブルに従い、仮想マシン毎に受信ポートが異なります。

Hyper-V上で動作させることが最適とされる方式です。

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3. 動的

基本的にはハッシュアドレスと同じように負荷分散をしつつ、各チームインタフェースの送信負荷状況を見て、最適な送信ポートへと徐々に移動する負荷分散方式です。2012R2から出来た、デフォルトかつ推奨の方式となっています。

送信元MACアドレスはHyper-Vポートと同じく仮想マシン毎に異りますが、ポートは定まらないため、MACアドレステーブルに従って、ある程度MACアドレステーブルの更新が発生します。ただし、あまり発生しないように抑える仕組みになっているようです。

チーミングの設定方法

1. サーバーマネージャーの「ローカルサーバー」をクリックし、「NIC チーミング」の「無効」をクリックします。

2. ポップアップされた「NICチーミング」の「アダプターとインターフェイス」に表示されているNICで、チーミングに参加させたいインタフェースをどれか1つ右クリックし、「新しいチームに追加」をクリックします。

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3. 「NIC チーミング」がポップアップしますので、「チーム名」に任意の名前を入れます。また、チームのメンバーにしたいインタフェースのチェックボックスにチェックを入れます。また、「チーミング モード」を選択します。

4. 「負荷分散モード」を選択します。

f

5. スタンバイアダプターを選択します。Active-Activeの場合は「なし」を選択します。

「OK」を押下すれば、チーミングが有効となります。設定作業はこれで完了です。

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