スイッチングとは
スイッチングとは、Ethernet フレームの宛先 MAC アドレスを確認し、MAC アドレステーブルに基づいて適したポートから送信することを言います。
スイッチングする際には、Ethernet フレーム、IP パケット共に内容が変更されることはありません。
スイッチとハブの違いは、『接続された端末の MAC アドレスと送受信ポートの対応付けを MAC アドレステーブルに学習することができるもの』がスイッチ、『学習できず毎回フラッディングするもの』がハブでした。
が、現在は本来のハブをバカハブと呼び、スイッチとハブは同じ意味で使われていることが多いです。
なお、バカハブはここ 7,8 年以上、売っているのを見たことがないです。
MACアドレステーブル学習のアルゴリズム
スイッチの MAC アドレステーブル学習のアルゴリズムは以下の通りです。
- イーサフレームが入ってきたとき、送信元 MAC アドレスと受信ポートの対応付けを MAC アドレステーブルに登録する
- 宛先 MAC アドレスが MAC アドレステーブルに登録されているか否か
- MAC アドレステーブルに登録されていないアドレス宛の場合はフラッディング (受信ポート以外のポート全てから送信) する。
- MAC アドレステーブルに登録されているアドレス宛の場合は MAC アドレステーブルに従ってフレームを転送する。
ただ、ARP からも学習できるため、ユニキャスト通信を行なう前に学習されていることがほとんど。
スイッチングのアルゴリズムの例を以下に示します。
つまり、スイッチングとは MAC アドレステーブルに基づき必要なポートにトラフィックを流すことです。
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