ls -l のパーミッションの右横につくドットの意味
SELinux を有効にした状態でファイルを作成すると、ls -l で表示したときにパーミッションの横に . (ドット) が付きます。これは、「このファイルの拡張属性にはSELinuxで使われるコンテキストが存在していますよ」ということを意味しています。
SELinux が嫌いな人の中には、このドットさえ見たくない人もいるようです。
ではどのように削除すればよいのでしょうか?
SELinux のコンテキスト削除手順
まず SELinux を disableします。(Permissiveではダメです。消したいと思っている人は既に無効でしょう)
[root@localhost ~] vi /etc/selinux/config ~~~ SELINUX=disabled ~~~
再起動後、attr パッケージをインストールします。(disabledより先にインストールしてもOK)
[root@localhost ~] yum -y install attr
その後以下を実行します。
[root@localhost ~] find / -exec setfattr -h -x security.selinux {} \;
setfattr は拡張属性を設定するコマンド、 -x は削除、-h はシンボリックリンクをリンク先を追わず、シンボリックリンクに対して操作するためのオプションです。
これにより全てのディレクトリ・ファイルのsecurity.selinuxという拡張属性の削除を試みます。エラーはたくさんでますが、すっきりドットが消えるはずです。
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