サーバアーキテクチャ

サーバの構成

サーバをかなり簡略化して説明すると、下記から構成されます(PCも大体同じですが)。

マザーボード

次に紹介するチップセット(CPU、メモリ、ディスク、NIC、USB等の主要素が繋がるもの)が肝となり、チップセットに繋がる主要素たちを物理的に収容し、さらにBIOSのフラッシュROM、電源やファン、等が接続されます。サーバを人の頭に例えると、頭蓋骨です。

CPUを収容するところ=CPUソケット
メモリを収容するところ=メモリスロット
SSDを収容するところ=mSATAスロット

また、PCと違い、ディスク(HDDやSSD)接続は、筐体内蔵ではなく、外部のスロットから差せるタイプがほとんどです。

チップセット

前述の通り、CPU、メモリ、ディスク、NIC、USB等の主要素が繋がります。人の頭に例えると、脳回路です。

CPU

CPUは計算処理を担当します。CPUが良ければ、例えばwebサーバの表示速度が速くなります。人の頭に例えると、頭の回転の速さに関わると言われている前頭葉でしょうか。

メモリ

メモリは短期記憶(実行中のプログラムの記憶)を担当します。このプログラムは、OSそのもののプログラムもあれば、OS上で動くプログラムもあります。プログラムは終了するまでメモリに展開されたままになります。例えばwebサーバで大量のアクセスを受け付けるためには、大容量のメモリを用意し、そのメモリ上に多くのwebサービスの子プロセスを用意するのが有効です。人の頭に例えると、記憶を司る海馬でしょうか。

ディスク

ディスクは長期記憶を担当します。OSのインストール先であり、プログラムのインストール先であり、ユーザが使うデータの保存先です。人の頭に例えると、側頭葉でしょうか。

NIC

Network Interface Cardの略で、NW通信を担当します。LANケーブルを差し、Ethernet通信、IP通信を行います。人の頭に例えると、体を動かす神経でしょうか。

BIOSのフラッシュROM

インストールしたOSを起動する際、いきなりディスクの内容を読み込み始めることはできません。というのも、ディスクはSASケーブルやSATAケーブルを経由して繋がっており、電源を入れただけでは使える状態にならないからです。

まずは簡易なOSであるBIOSを起動し、ディスクを認識し、情報を引き出せる状態にします。そしてディスクにアクセスしてOSを起動するのです。それ以外にもマウスやキーボード等の各種デバイスも一緒に認識します。

BIOSはマザーボードに直結しているフラッシュROMに格納されています。

電源、ファン

サーバでは安全のため冗長化することが多いです。オプションで購入することができます。

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