Windows基礎

【Win10】Chromeの自動更新を停止しバージョン固定する設定

最近の Chrome はブラウザ設定画面上での自動更新を停止する設定が無くなりました。

その代わりにグループポリシーで制御することができます。この記事では Chrome の自動更新に関する 3 つの設定方法を紹介します。

  1. Active Directory のグループポリシーを使った設定 (ドメイン環境必須)
  2. ローカルグループポリシーを使った設定 (ドメイン環境必須)
  3. アップデート用 exe ファイルのファイル名変更

前提

上記のうち前の 2 つのどちらの方法も、Chrome をインストールした PC はドメインに参加している必要があります。

『ローカルグループポリシー』は本来ドメイン参加をしていなくてもある程度設定ができるものではありますが、Chrome の本設定についてはドメイン参加していないと効果がありませんでした。

方法1. Active Directory のグループポリシーを使った設定

手順は以下の 5 ステップです。

1. Chrome 設定用の管理テンプレートをドメインコントローラ上にダウンロード
2. 管理テンプレートを C:\Windows\PolicyDefinitions にコピー
3. グループポリシーの『コンピューターの構成』にて Chrome の自動更新設定
4. グループポリシーを対象とするコンピューターアカウントの OU にリンク
5. PC を再起動

1-1. 管理テンプレートをドメインコントローラ上にダウンロード

Google から提供されている以下の zip ファイルをダウンロードします。

http://dl.google.com/update2/enterprise/googleupdateadmx.zip

Windows サーバはデフォルトではダウンロードが禁止されていますので、作業用PC からダウンロードしても OK です。ダウンロード後は zip を解凍します。

1-2. 管理テンプレートを C:\Windows\PolicyDefinitions にコピー

ドメインコントローラ上の場合はエクスプローラで "C:\Windows\PolicyDefinitions" を開きます。作業用 PC でダウンロードした場合は "\\[ドメインコントローラのIP]\C$\Windows\PolicyDefinitions" を開きます。

解凍後のフォルダにあるファイル『google.admx』『GoogleUpdate.admx』とフォルダ『en-US』をドメインコントローラ上の C:\Windows\PolicyDefinitions にコピー&ペーストします。

1-3. グループポリシーの『コンピューターの構成』にて Chrome の自動更新設定

グループポリシーオブジェクト "Disable-Chrome-Update" を作成し、編集画面を開きます。

すると『コンピューターの構成』の『管理テンプレート』に今まで存在していなかった "Google" という項目が出来ています。中を辿っていくと "Chrome" の設定が出てきます。

表示された画面左上のラジオボタンを『有効(E)』に選択し、Policy のプルダウンメニューで 4 つのうち 1 つを選択します。

Always allow updates はデフォルト設定であり、手動でも自動でも更新を許可する設定です。

Automatic silent updates only は手動更新は許可せず、自動更新のみを許可します。

Manual updates only は手動更新のみを許可します。

Updates disabled は更新をせず、バージョンを固定します。

ここでは『Updates disabled』を選択し、『OK』をクリックします。

1-4. グループポリシーを対象とするコンピューターアカウントの OU にリンク

作成したグループポリシーオブジェクト "Disable-Chrome-Update" を該当の PC が存在する OU ”General-PC” にリンクします。

1-5. PC を再起動し、「Google Chromeについて」を表示

PC を再起動し、Chrome を起動し、右上の設定ボタンの「ヘルプ」⇒「Google Chromeについて」をクリックすると、以下のように自動更新が無効になっている旨が表示されます。

方法2. ローカルグループポリシーを使った設定

ドメイン参加の必要はありますが、ローカル側の設定だけで完結することも可能です。

2-1. 管理テンプレートをドメインコントローラ上にダウンロード

Google から提供されている以下の zip ファイルを、対象の PC にダウンロードします。

http://dl.google.com/update2/enterprise/googleupdateadmx.zip

ダウンロード後は zip を解凍します。

2-2. 管理テンプレートを C:\Windows\PolicyDefinitions にコピー

対象の PC のエクスプローラで "C:\Windows\PolicyDefinitions" を開きます。

解凍後のフォルダにあるファイル『google.admx』『GoogleUpdate.admx』とフォルダ『en-US』を C:\Windows\PolicyDefinitions に Drag & Drop でコピーします。

2-3. ローカルグループポリシーの『コンピューターの構成』にて Chrome の自動更新設定

Windowsキー + R で『ファイル名を指定して実行』を表示させ、"gpedit.msc" と打ち、Enter を押下します。

表示されたローカルグループポリシーの設定画面で、『コンピューターの構成』⇒『管理用テンプレート』⇒『Google』⇒『Google Update』⇒『Applications』⇒『Google Chrome』をクリックし、右ペインの『Update policy override』をダブルクリックします。

表示された画面左上のラジオボタンを『有効(E)』に選択し、Policy のプルダウンメニューで 4 つのうち 1 つを選択します。

Always allow updates はデフォルト設定であり、手動でも自動でも更新を許可する設定です。

Automatic silent updates only は手動更新は許可せず、自動更新のみを許可します。

Manual updates only は手動更新のみを許可します。

Updates disabled は更新をせず、バージョンを固定します。

選択後、『OK』をクリックします。

1-5. PC を再起動し、「Google Chromeについて」を表示

PC を再起動し、Chrome を起動し、右上の設定ボタンの「ヘルプ」⇒「Google Chromeについて」をクリックすると、以下のように自動更新が無効になっている旨が表示されます。

方法3. アップデート用 exe ファイルのファイル名変更

方法1と2はGoogle公式の設定ですが、方法3では非公式の荒技になります。アップデート時に使う exe ファイルの名前を変更し、アップデートできないようにするのです。

C:\Program Files (x86)\Google\Update の配下にある "GoogleUpdate.exe" を例えば "GoogleUpdate__.exe" 等と変更します。

すると「Google Chrome について」で以下のように表示されます。

どうしてもエラー表示となってしまいますが、更新はストップできます。

もしこの表示が気持ち悪いというのであれば、現時点では前述の通り、ドメイン環境を用意する他はなさそうです。

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