robocopy のログの見方
コピー済み
コピーが成功したファイル/フォルダの数を意味します。
スキップ
コピーが不要と判断されたため、コピー処理をスキップしたファイル/フォルダの数を意味します。スキップの原因は、デフォルトでは『タイムスタンプとファイルサイズが一致するか』ですが、オプションによっては『コピー先のタイムスタンプが新しい場合はスキップする』といった指定をすることもできます。
不一致
コピー元とコピー先で同じ名前のファイル/フォルダがあるが、それぞれ違う種類になっているファイル/フォルダの数を意味します。(例えばコピー元にtestという名前のファイルが存在し、コピー先にtestという名前のフォルダが存在するようなケース)
失敗
アクセス権拒否などのエラーによりコピーできなかったファイルの数。
Extras
コピー元に無いファイルが、コピー先に存在しているファイルの数を意味します。/MIR オプションを使った場合、削除されるファイルを意味します。
robocopy のエラーコード一覧
robocopy を実行すると何かと色々とエラーが出ます。
良く発生するエラーコードについてまとめました。
エラー 2 (0x00000002)
ERROR_FILE_NOT_FOUND 指定したファイルやフォルダが存在しません。
エラー 5 (0x00000005)
ERROR_ACCESS_DENIED ファイルにNTFSアクセス権が与えられていません。
この原因と対策については以下を参照下さい。
エラー 32 (0x00000020)
ERROR_SHARING_VIOLATION ファイルが別プロセスで利用中のため、robocopyプロセスでアクセス出来ない状態になっています。
エラー 64 (0x00000040)
ERROR_NETNAME_DELETED 指定したファイル共有名(\\[ホスト名 or IP]\[共有名])にアクセスできない状態です。
エラー 87 (0x00000057)
ERROR_INVALID_PARAMETER 指定したファイル共有名にアクセスはできるが、ユーザIDやパスワード等の資格情報が間違って設定されています。
その他のエラーコード
robocopy のエラーコードは実は robocopy 固有のものではなく、"Win32 Error Codes" と呼ばれるWindowsで共有するエラーコードです。
英語の16進数表記ですが、以下サイトで様々なエラーコードが紹介されています。
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