OSPF

【図解/OSPF】Point-to-Point トポロジのメリット・特徴

P2Pトポロジの特徴

P2P トポロジ (point-to-point, point-to-multipoint, point-to-multipoint non-broadcast) においては、DBD のマスター/スレーブの選出は必要なものの、DR/BDR の選出はありません

なのでWait Timer の 40 秒を待つことなく、速やかに LSA の交換に移れるのが大きなメリットです

Hello でお互いにネイバーが張れている (2WAY となっている) ことを確認できたら、DR/BDR 選出プロセスを経ず、マスター/スレーブの選出プロセスに入り、その後 LSA 情報を交換します。

DBD のマスター/スレーブの選出プロセスの詳細は以下をご参照下さい。

【図解/OSPF】DBD のマスター/スレーブについて
DBDのマスター/スレーブ DR/BDR といった考え方とはまったく別に、ルー...

また、P2P トポロジの中で、point-to-point については特に大きな特筆点はありませんが、point-to-multipoint と point-to-multipoint non-broadcast については、大きな特徴が 2 つあります。

1つ目は、インタフェースの IP アドレスを /32 のサブネットマスクとして LSA 情報を生成することです。

具体例として、以下の図を参照下さい。

各ルータのルーティングテーブルを見ると分かる通り、対向ルータの直結 IP が /32 で見えています (赤字部分)。

なお、point-to-point の場合は、OSPF によって /32 に変換されることはありません。

2つ目は、NextHop がネイバーに書き換えられることです。

これも先程の図の緑字部分を見ると分かりますが、 R2 から R3 へのルートは R1 を経由する必要があり、NextHop は R1 となっています。

これを最初に見ると当たり前のように見えますが、ネットワークタイプを broadcast に変えてみると、違いが明らかになります。

以下の図をご覧下さい。マルチアクセストポロジにおいては、同一セグメント内で自由に通信できるのが前提であり、R1 は R3 へ情報を渡す際に、NextHop は 10.1.123.3 のままが良いと考え (R2 も直接行けるだろうと考え)、ネットワークタイプを (point-to-multipoint ではなく) broadcast にしてしまうと、NextHop 情報はそのままを渡してしまい、通信不可となります

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