ルーティングのヘッダ書き換え
レイヤー 2 のスイッチングの際には特に Ethernet ヘッダや IP ヘッダの変更はありませんでしたが、ルーティングをする際には両ヘッダを書き換える必要があります。
具体的には、Ethernet ヘッダの宛先 MAC アドレス、送信元 MAC アドレスが変わります。
また、IP ヘッダの生存時間 (TTL) Field を 1 つ減らし、それに伴いチェックサム Field も計算をし直します。
※ 送信元 IP アドレス、宛先 IP アドレスは変わりません。
また、上図でもあるように、間に L2 スイッチがあっても、たとえその L2 スイッチに IP アドレスが振られていても、ルーティングに影響することはありません。
端末 1 から送られる Ethernet の宛先 MAC アドレスは L2 スイッチではなく、Router#1になることに注意して下さい。
L2 スイッチの IP アドレス設定とスイッチングの関係の考え方については、以下をご参照下さい。

【図解】L2スイッチのIPアドレスとデフォルトゲートウェイ, 複数IPについて
L2スイッチにはスマートスイッチやインテリジェントスイッチ等、IPアドレスを割り...
IT/インフラエンジニアの地位とスキル向上のために

【年収UPの体験談】あなたの IT/インフラエンジニアとしての価値
IT 技術の進化はとどまることを知りません。矢継ぎ早に新たな技術が出てきたり、数...

【パケットキャプチャ】はNWエンジニアの価値を大きく高める
nesuke の考える NW エンジニアの2つの道 ネットワークエンジニアには...
コメント