nesuke の考える NW エンジニアの2つの道
ネットワークエンジニアには 2 つの道があります。
1 つはネットワーク構築一筋で、L4 までをひたすらきっちりと構築していく道。
もう 1 つはネットワークを軸として深堀しつつ、サーバインフラ系などの L7 までのシステム構築を積極的に取り入れていく道です。
私の個人の感想ではありますが、1 つ目の道は先に限界が見えています。というのも、世の中の流れとしてサービスのクラウド化が顕著であり、社内ネットワークはシンプル化され、社外のクラウドネットワークはアプリ層と融合して来ているからです。辛口の話をすると、クラウドネットワークを管理する上で L7 の話が出来ないエンジニアには用がありません。シンプルな社内ネットワークだけ構築しててね、と。
なので今後の流れとしては、サーバインフラの L7 基礎知識が無いネットワークエンジニアは出番が少なくなる=相対的に価値が下がっていくと予想しています。
ネットワークエンジニアとして一歩抜きんでた存在になるためには 2 つ目の道を行くべきです。
私が最初にお勧めするのは『パケットキャプチャ』です。自身のネットワークの知識を深堀しつつ、アプリケーション層を学べるからです。
『そんなこと言っても、やったことないし。』とあなたは思うかもしれません。
あなたがその言い訳を使うのは何度目ですか?
まずは悩む前に、自分の PC に Wireshark をインストールし、パケットキャプチャを実際に取ってみましょう。取得方法が分かったら、現場でトラブルが起きた時にパケットキャプチャを取得してみましょう。そして頑張って中身を見てみましょう。
【厳選 3 冊】パケットキャプチャを学ぶための本
パケットキャプチャ関連でお奨めの本を 3 冊紹介します。どれも私のサイトからの購入率が高いものです。
現場での利用方法や具体的なトラブルシュート方法など、現場で活用できる技が豊富に記載されています。サンプルのキャプチャファイルを実際に見ながら学べるので初心者にも分かり易く学べます。
無線を見える化し、セキュリティやトラブルシュートを行うためのノウハウが豊富に記載されています。無線LANのエンジニアなら必携です。
あなたが成長の日々を歩めますように。
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