LSA Type2(Network LSA)

OSPFv2において使われるLSA Type2(Network LSA)のフォーマットを以下に示します。

LSA Type2はマルチアクセスネットワークを擬似ノードとして表現します。

LSAヘッダのLink State ID

Type2の場合はDRのインタフェースのIPアドレスが入ります。

Network Mask

そのネットワークのサブネットマスクを表現します。Link State IDのIPアドレスと組み合わせて ルーティング情報として伝達すべきNWアドレスが算出できます。

Attached Router

そのマルチアクセスネットワークに直結しているルータのルータIDが入ります。

LSA Type2は何をするものなのか?

このLSA Type2ですが、単純にLSA Type1にマルチアクセス環境でのネットワークアドレス情報を乗せればLSA Type2は不要なのではないか、 と思われるかもしれませんが、実はその通りですただし、LSA Type2を導入することで、計算量の抑制が可能なのです。

コスト計算を行う際、リンクの数の分だけ計算をする必要がありますが、そのリンク数を抑制することができるのです。

以下の例をご覧下さい。この例ではマルチアクセス環境にルータが6台直結する場合を考えます。

左が擬似ノードの無い場合、右がある場合です。赤線がコスト計算すべきリンクです。

擬似ノードが無い場合はリンク数が6C2=15となります。一方、擬似ノードがある場合はリンク数は6で済みます。

もちろん、ルータが2台だけの場合は逆に増えてしまうのですが、ルータ台数の増え方に対する計算量の増え方の ほうが大問題です。(30台繋がったら擬似ノード無し⇒リンク数435、擬似ノードあり⇒リンク数30)

もちろん、擬似ノードのリンクコスト(メトリック)は全て0になります。

このように、LSA Type2の存在意義はコスト計算量の抑制にあります。

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