【図解/OSPF】LSA Type1 (Router LSA) のフォーマットと詳細

OSPFv2 において使われる LSA Type1(Router LSA) のフォーマットを以下に示します。

最初の5行(160bit=20Byte)は全ての LSA Type で共通の LSAヘッダです。

Link State ID

LSA Type1 においてはその LSA を生成したルータのルータIDが入ります。

続いて、6行目以降の LSA Type1 固有領域についてです。

"V"フラグ

Virtual Link の Endpoint の場合、1がセットされます。

"E"フラグ

外部ルートを OSPF へ再配送するルータ(ASBR)の場合、1 がセットされます。

"B"フラグ

エリアの境界ルータ(ABR)の場合、1 がセットされます。

Number of Links

リンクの数です。基本的にはそのルータのインタフェース1つにつき1Linkとなります。 例外的に、IPアドレスを固有に振っている Serial インタフェース(Unnumbered では無い Serial インタフェース) は2つにカウントされます。また、Virtual Link も1つにカウントされます。

Link IDおよびLink Data

Link Type によって意味合いが異なります。Link Type も含めて下記の表にまとめます。

Number of ToS

通常は 0 です。これは RFC2328 で定義された、ToS の値によってリンクコストを変える (つまり ToS の値によってルートを変える)仕組みを使う場合に 0 以外の値になります。

メトリック

OSPF の計算に使われるコストのことです。この値は LSA の伝播によって変化することはありません。

ToSベースCostについて

それ以降のグレーアウトしている部分は、ToS の値と、その値のときに使われるコストを表し、Number of ToS の数だけ繰り返されます。Number of ToS が 0 の場合はこのフィールドはありません。

Link ID からメトリック(場合によっては ToSメトリック)までの部分が、Number of Links の数だけ繰り返されます。

下記の構成で、Link ID、Link Data の具体例を示します。

R5 と R3 のシリアルインタフェースでのリンクはリンクが 2つになっており、1つはリンクタイプが point-to-point ですが、 もう1つはリンクタイプが stub になっています。このように transit のトポロジであっても stub として扱われます。

Router LSA は詳細地図に必要な情報のほとんどを保有しています(ノードのトポロジ情報、コスト情報、stub のネットワークアドレス情報)。 持っていない情報は LSA Type2 が保有するマルチアクセス環境での擬似ノード(ネットワークアドレスを表現)とその擬似ノードに接続しているルータの情報です。

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