【OSPF】LSA の概要とフォーマット

  • 2020年8月12日
  • OSPF

LSAの種類

OSPFv2 において、一般的に使われる LSA の種類 (Type) は 6 種類あります。

概要は以下の表を参照して下さい。

LSA Type1 と Type2

そのエリア内の詳細地図と SPF によるコスト計算を行います。

Type 1 はルータを表現する LSA です。

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Type 2 の役割は意外と知られていないようですが、下記が参考になるかと思います。

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LSA Type3

ABR が他エリアのルート情報をコストと共に伝えます。また、Stub 系エリアにおいては外部ルート ( Totally Stub / Totally NSSA の場合はエリア外ルート) を受け入れない代わりに、ABR が LSA Type3 でデフォルトルートを生成します。

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LSA Type4

LSA Type5 とセットで利用されます。LSA Type5 を生成した ASBR のルータ ID と、その ASBR までのコスト情報を持っています。LSA Type4 は、LSA Type1 の中で ASBR フラグ (E bit) が立っているものを流用して作られます。

また、この LSA Type4 は使われないケースもあります。詳細は下記ページを参考にして下さい。

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LSA Type5

ASBR が OSPF 外のルート情報をコストと共に伝えます。ただし、コストは再配布時のデフォルトコストが設定されますが、ルータを経由する毎にコストを足していくことはしません。

External Type2 の場合はこのデフォルトコストが採用されますが、External Type1 の場合はエリア内であれば ASBR フラグの立っている LSA Type1 が、エリア外であれば LSA Type4 が、それぞれ伝達する ASBR までのコスト情報 (ルータを経る毎にコストが追加される) を持っているため、そのコスト値と、LSA Type5 で持っているデフォルトコストを足し算します。

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LSA Type7

NSSA (Not-so-stub-Area) 内で OSPF 外のルート情報を伝えるための LSA です。

Stub エリアのようにルート情報を少なくしたいが、OSPF 外の外部ルート情報も生成したい場合、NSSA というエリアに設定します。

この LSA Type7 は、ABR において LSA Type5 へ変換されます。また、当然ですが、このコスト計算に必要な LSA Type4 も ABR で生成されます。

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LSA のフォーマット

LSA ヘッダは、Type 1~5 , 7 の全ての LSA タイプで共通です。

DBD パケットと LSAack パケットの中では LSA のサマリ情報として使用されます。

LSA ヘッダのフォーマットを以下に示します。

Age

その LSA が生成されてから現在までの時間(単位:秒)です。LSDB にいる間1秒につき1が加算されます。 また、LSA が他のルータへ送られる際、"InfTransDelay" の設定値の分だけ加算されます。

Options

詳細はこちらに記載します

LSA Type

その名の通り、LSA Type を表します。例えば Type 1 なら Ox01 が入ります。

Link State ID

LSA Type によって意味合いが変わります。例えば LSA Type1 においてはその LSA を生成したルータのルータIDが入ります。

Advertising Router

その LSA を生成したルータのルータ ID が入ります。

Sequence Number

新しい LSA インスタンスが生成されるたびに1ずつ増え、全てのルータが 最新の LSA インスタンスを識別できるようにします。

Checksum

Fletcher チェックサムを利用しており、Age 以外の部分の bit エラーが無いかを確認します。

Length

ヘッダ長を含めた LSA 全体の長さ(単位:オクテット)を表します。

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