【OSPF】LSA の概要とフォーマット

OSPFv2 において、一般的に使われるLSAの種類(Type)は6種類あります。

概要は以下の表を参照して下さい。

LSA Type1 と Type2

そのエリア内の詳細地図とSPFによるコスト計算を行います。

Type 1 はルータを表現するLSAです。

【図解/OSPF】LSA Type1 (Router LSA) のフォーマットと詳細
【図解/OSPF】LSA Type1 (Router LSA) のフォーマットと詳細
OSPFv2 において使われる LSA Type1(Router LSA) のフ...

Type 2 の役割は意外と知られていないようですが、下記が参考になるかと思います。

【図解/OSPF】LSA Type2 (Network LSA)のフォーマットと詳細
【図解/OSPF】LSA Type2 (Network LSA)のフォーマットと詳細
OSPFv2 において使われる LSA Type2(Network LSA) の...

LSA Type3

ABRが他エリアのルート情報をコストと共に伝えます。また、Stub系エリアにおいては 外部ルート(Totally Stub/Totally NSSAの場合はエリア外ルート)を受け入れない代わりに、 ABRがLSA Type3でデフォルトルートを生成します。

【図解/OSPF】LSA Type3 (Network Summary LSA)のフォーマットと詳細
【図解/OSPF】LSA Type3 (Network Summary LSA)のフォーマットと詳細
OSPFv2 において使われる LSA Type3(Network Summar...

LSA Type4

LSA Type5とセットで利用されます。LSA Type5を生成したASBRのルータIDと、そのASBRまでの コスト情報を持っています。LSA Type4は、LSA Type1 の中で ASBRフラグ(E bit)が立っているものを流用して作られます。

また、この LSA Type4 は使われないケースもあります。詳細は下記ページを参考にして下さい。

【図解/OSPF】LSA Type4 (ASBR Summary LSA) のフォーマットと詳細
【図解/OSPF】LSA Type4 (ASBR Summary LSA) のフォーマットと詳細
OSPFv2 において使われる LSA Type4 (ASBR Summary ...

LSA Type5

ASBRがOSPF外のルート情報をコストと共に伝えます。ただし、コストは再配布時の デフォルトコストが設定されますが、ルータを経る毎にコストを足していくことはしません。

External Type2の場合はこのデフォルトコストが採用されますが、 External Type1の場合は エリア内であればASBRフラグの立っているLSA Type1が、エリア外であればLSA Type4が、 それぞれ伝達するASBRまでのコスト情報(ルータを経る毎にコストが追加される)を持っているため、 そのコスト値と、LSA Type5で持っているデフォルトコストを足し算します。

【図解/OSPF】LSA Type5 (AS External LSA)のフォーマットと詳細
【図解/OSPF】LSA Type5 (AS External LSA)のフォーマットと詳細
OSPFv2において使われるLSA Type5(AS External LSA)...

LSA Type7

はNSSA(Not-so-stub-Area)内でOSPF外のルート情報を伝えるためのLSAです。

Stubエリアのようにルート情報を少なくしたいが、OSPF外の外部ルート情報も生成したい場合、 NSSAというエリアに設定します。

このLSA Type7は、ABRにおいてLSA Type5へ変換されます。また、当然ですが、このコスト計算に 必要なLSA Type4もABRで生成されます。

LSA のフォーマット

LSAヘッダは、Type1~5,7の全てのLSAタイプで共通です。 DBDパケットとLSAackパケットの中ではLSAのサマリ情報として使用されます。LSAヘッダのフォーマットを以下に示します。

Age

そのLSAが生成されてから現在までの時間(単位:秒)です。LSDBにいる間1秒につき1が加算されます。 また、LSAが他のルータへ送られる際、"InfTransDelay"の設定値の分だけ加算されます。

Options

詳細はこちらに記載します

LSA Type

その名の通り、LSA Typeを表します。今回はType1(Router LSA)です。 Type1はルータそのものを表現します。

Link State ID

LSA Typeによって意味合いが変わります。例えば LSA Type1 においては その LSA を生成したルータのルータIDが入ります。

Advertising Router

その LSA を生成したルータのルータIDが入ります。

Sequence Number

新しい LSA インスタンスが生成されるたびに1ずつ増え、全てのルータが 最新の LSA インスタンスを識別できるようにします。

Checksum

Fletcher チェックサムを利用しており、Age 以外の部分の bit エラーが無いかを確認します。

Length

ヘッダ長を含めた LSA 全体の長さ(単位:オクテット)を表します。

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